利大損小百花繚乱EURUSD
利大損小百花繚乱EURUSDは、長期トレンドに沿った短期逆張りで損小利大を狙う高利益率EA。
勝率は55%前後ながら、損小利大によって高い利益安定度と利益率を誇る優秀な市販EAです。他のEAがドローダウン期を迎えているときにも全体の利益をリードしてくれています。
私はポートフォリオを組む上で、「通貨ペアの分散とバランス」「EA開発者の分散とバランス」などを重要視しており、私のメインの「GINZO_SystemやICHINO_EA」は、すでにそれらのバランスが整っています。
ここで、すでに組み込んでいる「Flashes for USDJPY」と「一本勝ちEA」は米ドル円用、
「InstaFX」はユーロドル用となっていますので、この「利大損小百花繚乱EURUSD」も加えることで、「市販EAの中でも最適な通貨ペア分散」を行うことが出来ています。
このページでは、その「利大損小百花繚乱EURUSD」の分析結果を示します。
- 利大損小百花繚乱EURUSDのバックテスト分析
- ドローダウン分析
- 月毎パフォーマンス分析
- 利大損小百花繚乱EURUSDの入手方法
利大損小百花繚乱EURUSDのバックテスト分析
プロフィットファクタは、1.67。
最大ドローダウンは、標準の100万円に対して0.5ロットの割合で433125円。
純益/最大ドローダウンは、約20倍。
私が使っている4つの市販EAの中では最も最大ドローダウンが大きいですが・・・、
- EURUSD用を追加することによって、市販EAの中でも最適な通貨ペア分散を行えること。
- プロフィットファクタ1.6以上と、市販EAの中で最も安定度が高いこと
- 市販EAの中で最も利益率が高いこと
以上の理由から、「USDJPY用のホームランバッターである“一本勝ちEA”」と同様に「EURUSD用の安定した打率の強打者」として、利益拡大を目的としてポートフォリオ(チーム)に組み入れています。
ただし、この利大損小百花繚乱EURUSDには1点だけ気になるところがあります。
それは、2007年以前のパフォーマンスが良くないことです。
公式に公開されているページでは、2007年以降のデータを用いた結果が表示されているためにプロフィットファクタが2.5以上となっているのですが、「公開されていない期間のパフォーマンス」を確認すると、「資金が増えていないという結果」が出ています。
この理由は、ロジックの最適化によるものなのか、相場状態の変化によるものなのか、たまたま近年の相場に適したシステムであるためなのか……正確には分かりませんが、再度、「2007年以前」の相場状態が訪れた時には、稼働継続の可否を判断しなおさなければいけないかもしれません。
しかし、私のこのEAを組み込む目的は、「EURUSDでの強いトレンドへの対応」ですので、「EURUSDで強いトレンドが出ていても利益が増えなくなる」ようなことが起こらない限りは、ずっと使い続けようと思っています。
利大損小百花繚乱EURUSDのドローダウン分析
上記グラフの左端の長いドローダウン期間は、2007年以前に発生しているものです。
この期間は、公式には公開されていませんので、不安を感じる点ではありますが、
2007年以降は順調に小さいドローダウンの上で資金が増えているので、
この調子が将来も継続した場合は、とても大きな利益を得られると思います。
また、2007年以前は「長いドローダウン」が起こっているとはいえ、
そのドローダウン額は、全体の利益からすると小さなものであるため、
仮にまたこのEAが機能しなくなったとしても、
このEAを稼働させるリスクは高くないと判断しています。
このように判断できるのも、全てメインシステムである「GINZO_SystemやICHINO_EA」の利益安定度と利益率があっったり、「様々な相場状態に対応するためのポートフォリオ」を組んだりしているためですので、やはり、この点からも、「個々の力」よりも「チームワーク」が大切であることを理解することができます。
利大損小百花繚乱EURUSDの月毎パフォーマンス分析
市販のEAの中では、1年の中で平均8ヶ月以上プラスの月があると、
「優秀なシステム」と判断することが出来ます。
これを、月トータルがプラスになる確率・頻度で示すと、約65%以上が合格ライン。
利大損小百花繚乱EURUSDの場合は・・・
月トータルがプラスになる確率・頻度は、約75%です。
この数値は、他の市販EAである「Flashes for USDJPY」「一本勝ちEA」「InstaFX」と比較すると優秀ではありますが、ここでも「2007年以前のパフォーマンスが良くない」という点に注意が必要です。
2006年以降は“年単位”でトータル収支は毎年プラスであるものの、
2005年は“年単位”でマイナスとなっています。
さらに・・・2005年よりも前の月毎パフォーマンスをみると・・・
多くの月が“負け月”となっています。
これらを考慮した上で、ポートフォリオに組み込むEAとして
「EURUSDでの強いトレンドへの対応をしたい」という場合に限り、
稼働させるメリットがありそうです。
利大損小百花繚乱EURUSDの入手方法
利大損小百花繚乱EURUSDは、現在、GogoJungleのサイトで販売されています。
利大損小百花繚乱EURUSDの販売ページにアクセスし、
「カートに入れる」をクリックして購入手続きに進むことで、
簡単に入手することが出来ます。
ただし、前述したように、このEAには注意すべき点があります。
そのため、「EURUSDでの強いトレンドへの対応をしたい」という場合に限り
このEAを導入するメリットがありそうです。
※有効性を確認することができなくなったため、このEAは稼働を中止しました。